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もう一人
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作詞 Wave |
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僕の前を走り去った ランナー
そんな疲れた顔で 走らないで
心成しか こっちも疲れてくる
散歩中の可愛い 首輪付けた犬
そんな瞳で 僕を見ないでくれ
なんでかな 心が苦しくなるよ
ふと自分の手を見る
よく見れば傷だらけ
おまけに汚れている
土すら触ってないよ
これで良いんだと 自分に言い聞かす
「お前に何が出来るの」 自分が言った
これで良いんだよ 後悔しないからさ
「どうせ嘆くくせにな」 うるさい自分
小学生が下校中 大人を気取る
僕にも挨拶 どっちが大人だよ
渋々返す挨拶 どっちが子供だ
はっと周りを見渡す
誰もいないみたいだ
安心したのも束の間
迫り来るハトの大群
これでも良いかと 自分から説得開始
「お前は嫌なんだろう?」 ほっとけよ
これでも良いかな 邪魔じゃないから
「どうせ追い払うくせに」 うるさいぞ
案の定 汚したままの手で顔を汚し
それを嘆いて 溜息付きっぱなし
集まってきたハトが嫌になって
案の定 追っ払った 仕方ないだろう
これで良いのかと 自分に問いただす
「良い訳無いだろう」 お前じゃない
これで良いのかと 自身に何度も問う
「良い訳無いだろう」 またお前かって
よかった 今度は僕の意見
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