|
|
|
軌跡
|
作詞 Wave |
|
空に現れた金星が 徐々に沈む夕日を見送った
フェードインした煌めきは 人差し指を引っ張っていった
一番星は金星だった 冥王星は惑星じゃなかった
木星にも一応環があった 天王星は横倒しだった
いつか乗った高級車 翌週乗ったダンプカー
あらゆるものが 変わってった
笑えるほどに 朽ちていった
約束は絶対じゃないと 初めて知ったのはいつだろう
認印でサインをしても いつかは無効になる
夢はきっと叶うのだと いつか思っていた頃には
何があって 何がなくて
どんな夢を持って 生きたのだろう
久々に行った生家前 家の跡は畑になっていた
フェードアウトした思い出が 僕の中で冗句になっていた
赤い月をハロウィンに見た 黄砂の影響だと知った夏
"不思議"には定義があるのさ それを打ち砕く現実もある
夢は確か5つ以上 10年後2つに絞った
あらゆるものが 乾いて見えた
昔は 輝いて見えた
夢に要る人がみんな 離れ離れになるなんて
約束手形で留め置いた その手形まで壊された
夢は全部叶うのだと 思い通りになるのだと
そう思って それを以て
どんな現実さえ 逃れてきた
約束は絶対じゃないと 今更知ったのはなぜだろう
契約書に書いていた 規約を思い出せればなあ
夢はいつか叶うはずだ いつか思ってた頃のように
過去があって 今があって
未来に罵られたくないから
夢に見た未来はもう 果たすことは出来ないけど
心の奥に刻み込んだ 約束手形は残っているから
空に浮かんでいた金星は 沈む夕日ととも消えていった
いつかまた見れるといいな 夢のように 今のように
|
|
|