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わるあがき。
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作詞 魔術師 |
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生々しい、人との交わり。
身の毛がよだつ、わるあがき。
愛されたいと、君が言う。
愛を感じる、君が言う。
そ知らぬふりして、僕はゆく。
ヒトリ部屋のなか、ぽつりと言う。
異性と交わる、その身体
愛を感じた、その心
最後、最後のわるあがき。
最後永遠の、わるあがき。
それは無様なわるあがき。
情を別った、君と僕。
優しさ求めた、弱い君。
君に疲れた、弱い僕。
愛を欲して、君はゆく。
歩む道すら、わるあがき。
愛を与える人ならば
誰でも良かった、弱い君。
さよなら言えない、弱い僕。
僕を忘れて、君はゆく。
振り返らずに、僕もゆく。
ふたり、悲しいわるあがき。
ふたり、無様なわるあがき。
男に包まれ、君は言う。
愛を感じると君が言う。
独りで立てない君が言う。
身体に触れるこの手こそ
愛を与うと君が言う。
心を語る文章を
独り見つめて僕は言う。
それは愚かなわるあがき。
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