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キッチン
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作詞 ice |
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オーブンが壊れたのでこれで
あなたへ焦がす想いも尽くでしょう
こびり付いた砂糖と苦い香りを残して
ようやく私の恋も終わりましょう
もう ひとり泣くこともない
帰らぬあなたを想いながら
部屋に食器の音が響くこともない
さようなら
焦がれたひと
心が感じたあなたの味を忘れるまで
このキッチンで眠らせて
赤くなった目を抱いた涙
頬を降り唇を濡らして 繰り返す
今夜テーブルに並ぶのは
あなたへの執着や嫉妬じゃなく
やさしく温め直したわたしの恋心
さようなら
会えないひと
あなたはいつかわたしの幼稚も愛して
きれいだと言ってくれた
さようなら
焦がれたひと
心が感じたあなたの味を忘れるまで
お酒を少しからだに残したままで
あなたの言葉のひとつひとつを紡いで そうして
このキッチンで眠らせて
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