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君を待っている
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作詞 ice |
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改札を出るとしめった雨のニオイがした
蒸すような霧雨の中 舌打ちして歩いてった
僕の両脇をつまらなさ気に通り過ぎてく
女の人もサラリーマンも
どこかに心を持っている?
君を待っていたんだ
傘もささないで 僕は
あの日ずっとここで
どきどきしながら
商店街のかわいたテープの無限ループ
雨をためこんだ道路は僕の額の汗みたい
坂に停まってる 汚い誰かのクルマも
アイドル写真も宣伝文句も
どこかで僕を笑っている?
君を捜していたんだ
変な格好で 僕は
あの日中途半端に
恋をしながら
少しでも君が足りない時には
たまらなくなって この街の中を駆けていったね…
君を待っていたんだ
夜も夢の中で 僕は
あの日声を上げて
名前を呼びながら
君を待っているんだ
今も胸の奥で 僕は
あの日と違う形で
泣きぬれながら
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