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窓
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作詞 ice |
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シャワーに紛れた粒が
身体を火照らす
こんなにも 熱い
冷えた髪 タオルだけかぶせて
ぼうぜんと夜空 さがす
ぐちゃぐちゃの顔と目が合った
星の凍る夜
拭っても 止まらない
星の数だけこぼれる
まだ温かい頬に流れて
窓に向かい合う
星ほどの価値もなく
小さな私は一人
ここに立っている
くずれそうな足 こらえて
氷のような外に触れたい
まだ私も 立っていられるなら
冬の眠らない夜
吐く息が窓を覆う
指で愛しい名をつづる
となりには なんにも
書けなかった
つづった文字に唇をあてがう
つむるどころかまばたきもせず
冷えたガラス
鼻と唇と指が冷たい
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