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StringS
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作詞 月水 暦 |
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真っ白な五線譜に ひとつめの音を落としたとき
わたしの世界は 色を持った
それから心ができて 身体ができあがる頃には
わたし以外の誰かが また音を鳴らす
ぐるぐる さらさら
踊り続けるメロディと
きりきり がらがら
わたしの後ろで 待ってるノイズが
壊してしまう前に ねえ 鍵を開けて
歌っていたいよ 誰もいない世界で
鳴り響く音は わたしの心の音
まだ待っててよ わたしじゃない誰かも
ずっと続いていく それぞれの胸の音を
小さな掌で抱いて 抱いて 抱いて
包んで 放してあげるよ 真っ白な五線譜に
赤の音 青の音 黄色の音 緑の音
黒い音 白い音 グレーの音 透明な音
涙の音 笑顔の音 怒鳴る音 叫ぶ音
瞬きの音 喉の音 足の音 心臓の音
あなたの胸に 耳をあてて
聞いていたいの ずっとずっと ずっと
どうか さいごの 一音まで
歌っていたいよ 誰かがいる世界で
鳴り止む音は わたしの心の音
もう待たなくてもいいよ あなたの音はあなたのもの
きっと続いてく それぞれの胸の音を
温かな掌で 握って 握って 握って
歌っていたいよ 誰もいない世界で
鳴り響く音は わたしの心の音
まだ待っててよ わたしじゃない誰かも
ずっと続いていく それぞれの胸の音を
小さな掌で抱いて 抱いて 抱いて
包んで 放してあげるよ 真っ白な五線譜に
はじまりの音が 鳴った
ただひとつの色を 持って
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