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天使のゆりかご
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作詞 月水 暦 |
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長い螺旋階段を 一歩ずつ降りて
その先にあるドアが どこに繋がってるか
そんなこと 別に知らなくてもいい
ただ ただ ほんの少しだけでも
また 生まれてみたいんだ
生まれてすぐに 母の愛を知り
三ヶ月かけて 家族の愛を知る
小さな手のひら できるだけ遠くへ伸ばして
何を求めてるの?
「知らないでいいんだよ この世界の汚さなんて」
それが優しさなら ごめんね あのね
「本当を見せてほしいんだ」
声が聞こえて いのちが生まれて
もう少し あと少し このままでいさせて
飾りものじゃない 丸裸の愛に
両手で包み込めるような その手で
触れてみたいんだ
Who hears it? Nobody knows?
Please say, “You are happiness.”
I wanna stay,however, this is “No”...
...Don't call my name.
10年かけて 友の愛を知り
30年かけて 恋人の愛を知る
僕がいつか 墓場の土になるまで
先にいかないで
「生きることはとても苦しいけど それでもいいの?」
それが質問なら 簡単なことで
「楽しそうだから 生きてみます」
怖いことも 死を見つめ 息絶えることも
生きてれば それなりに 見えてくるものだから
ひとりぼっちで 孤独な夜である程
砂粒のような とても小さな僕が
もっと近くなるから だから
怖がらなくてもいいよ 無理に笑うこともないよ
でも 全部言う必要もないから
長い垂直階段を 転ばずに降りられたら
新しいいのちが すぐそこに
80年かけて 配偶者の愛を知り
そして 一生かけて 僕は
その全てを 愛するだろう
What did you say? I hear nothing.
I don't need to be pure.
Please invite me once again last...
...So long, good-bye.
声が遠くなる この身体ももう
きっとすぐ そっとまた 冷たくなるのなら
せめて最後に 僕のいない明日へ
精一杯頑張ったよって 掠れ声でも
手渡したいんだ
まだ聞いていたい 僕がいるこの音
葉っぱのざわめき 雨粒のリズム
「生まれてくれてありがとう」それは
いくつもの手で支えられて 降りた階段
また次の未来へ
眠る箱の中から
あの日 あの時
僕を呼んだ この世界の全てへ
全身の細胞から 愛を送る
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