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神様の殺し方
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作詞 月水 暦 |
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神様は死なないよ 神様は死なないよ
どんなに強く願っても 消えてはくれないの
神様は死なないよ 神様は死なないよ
だって触れられないから だって見えないから
世界中の武器をあつめて 空に向かって投げた
空が壊れて 投げた武器が降ってきた
ぼくら めがけて
そんなときぼくらは まるで馬鹿みたいに
「神様、助けて」なんて 祈ってしまうの
さっきまで必死に 殺そうとしてたのに
自分の命には 逆らえないものだね
神様は死なないよ 神様は死なないよ
どんなに強い人がいても 倒れてくれないの
神様は死なないよ 神様は死なないよ
だって存在しないから だってぼくらだから
神様を殺そうとしたとき どこにいるのか知らず
心に聞いたら ここにいるよと叩かれた
ぼくらの なかに
そんなときぼくらは まるで馬鹿みたいに
「神様、ごめんね」なんて 謝ってしまうの
殺そうとしたこと まるで無かったみたいに
自分の命は 棄てられないからね
神様は死なないよ 神様は死なないよ
神様は死なないよ 神様は死なないよ
(そうやって、できてるから)
そんなとき ぼくの中の神様が
掠れた声で つぶやいた
「嗚呼、もう 死んでしまいたい。嗚呼、早く 生まれたい。」
そうしたら ぼくの喉がひとりでに
涼しい声で つぶやいた
「じゃあ、ぼくが してあげる。どうすれば いいの」
神様は死なないよ 神様は死なないよ
神様は死なないよ 神様は死なないよ
神様は死なないよ 神様はしなないよ
かみさまは 死な ない よ
(そうやって、また めぐる。)
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