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キミイロザクラ
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作詞 月水 暦 |
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いつの間にか咲いた桜 鮮やかに散る華よ
手をのばし この手でそっと 君の手に触れたくて
いつか君と見た景色 ただひとつ違うのは
離れまいと守りたかった 君がそこに居ないこと
光を照らすまいと 影をつくるまいと
頑なに通しつづけた信念は 桜のように 舞い散った
望んでなどいない、君が消えたという事実
見上げた先にある空には 何もあるはずないのに
否定したい心は 強く、けれども より 弱く、
君によく似た 桜吹雪 来年にはまた会える。
風が運んだ亡骸と 神様なんて いない。
小さく放つ私の声は 天国まで届きますか
眠ったような君の顔を 今でもよく憶えてる
私の愛した君よ もう帰らぬ君よ
『いつまでも散ることのない命はない』とは言わず 咲き誇って
決して忘れない、君と過ごしたあの時間
私の傍にはもうあの日と 君が戻ることはないのに
期待する自分が憎く、時に 一層 素直で
生きた証、キミイロザクラ いつまでも 咲き続ける
どうか遥かな安らぎと 永久の眠りを 今
君と生きた季節の分 散ってもまた 咲き誇る。
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