|
|
|
叫び
|
作詞 桜井直樹 |
|
冴えない芸人風体で
誠実装ってる語り屋がいたんだ
身振り手振りは純朴で
だけど目の奥じゃリビドーが揺れている…
誰にでもなびいて
誰にでもなついて
澄ました笑顔がお似合い
そんな偶像も空想もすべて偽善で塗り潰すライアーが大嫌い
気が付きゃと大人と呼ばれていて
身に覚えのない責任ばかり増えた
そのくせやりたいことも見当たんなくて
結局御えつらえの選択肢に手を伸ばした
慣れんのもよして
舐めんのもよして
バカみたいに敬ってたけど
めんでくさくなって
睨み付けたら
慈愛の目(フィルター)に僕は見透かされた
僕らは臆病風に吹かれすぎて
裸になんのためらって
優しさ着飾んだ
君に届く嗚咽や声が
どんなに汚れてたって
それこそが僕だって
叫んでやんだって
雅びや鄙びって可哀想ね
いつかはどっちだって廃れ棄てられんだ
良くも悪くも古い恋なんて
ディレクターズカット版のフェイウ゛ァリットムービー
振り返っても
ぶり返しても
一向に気分は晴れてきやしない
それもそうなんだろ
いつだって僕ら人間て
今に活きるちっちゃな点でしかない
僕らは栄光や過ちに偏って
未来や希望にもあやかって
今を忘れてしまうよ
さぁ目線は斜め下に合わせて
一歩ずつ踵から踏み込んで
明日を探すんだ
叫びの向かう方へ
明くる日もしてることなんて
ただ歩き続けることだけさ
所詮は独り旅
それでも足は地を這い
仰ぐ蒼は今日も高い
世界中に広がる大地と空
独りじゃない
そう想いたい
僕らは臆病風に吹かれすぎて
裸になんのためらって
優しさ着飾んだ
君に届く嗚咽や声が
どんなに汚れてたって
それこそが僕だって
叫んでやんだって
明日を探すんだ
叫びの向かう方へ
|
|
|