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晴天の日
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作詞 桜井直樹 |
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道幅なんて考えずに
進んでく厄介者にでもなれたなら
こんな辛い過去を背負って
空を見上げることもなかったのかな
手にしたものすべてが
そのもの自身の美しさを失ってしまう
そんな錯覚に陥るほど
僕は僕を恨むんだよ
排斥的に君の姿を記憶から処理できたらなんて
ちょっと大人の男を気取ったりなんかして
だけどこんな風にして後悔してるようじゃ
明日もまた君を想うんだろう
ちょうどほら
こんな晴天の日
あの公園のベンチで
夢を語り合ったっけ
でも二人とも
何も知らない子供みたいに
到底叶いそうもない
いつかの夢を描いてたね
だけどそれが幸せだった
今はなき愛しきひと
硬いアスファルトの上を上手に
渡れるようになればなるほどに
本当の自分という装飾を
誰かに持ってかれそうな気分になる
僕らは色んな犠牲の上に立って
今という時間を享受している
だけどそれも面倒くさいこと
だって誰だって主観的であるんだから
目の前の幸せを噛み締めればいい
たぶんほら
こんな曇天の日
二人はやっぱり
憂うつを払うように
僕は君を
君は誰かを
思い出して浸って
泣いてみるのかな
限りなく幻想に
近い存在になってく
今はなき愛しきひと
あれこれと望んでみては 自分一人で守ろうとして
ある日気付いたらどれも それぞれの笑顔を見失ってた
大切なものなんて多分少ないはずだから
しかっり見つめる 今だけを
ちょうどほら
こんな晴天の日
描いた夢は
あの日のページに収めて
また一歩を踏みしめてくよ
ちょっと頼りない足どりだけど
もう振り返ることはないから
今はなき愛しきひと
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