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雨音
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作詞 桜井直樹 |
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日々のリズムがあいまいに乱れて
雨音が強く優しく窓をたたきつけ
昨日までの真っ白な声を奪い去って
僕の世界を朱色に彩る
迷い込んでく小さな肩を
抱くことも許されず眺めていた
何か出来ること、何か助けになれること、ちゃんと僕にもあるかな
今日はそうだね、妬けるほどの雨です
万遍なく降り注ぐ命のしるし
風邪はひかないでね
今夜は君をまるごと隠すほどの赤い傘になりたい
ふとしたリズムがこの胸を高ぶらすよ
窓の向こう側には数ミリ単位の雨音
見せつけ合う小慣れた愛の形だって
僕の世界を青紫に彩る
侵入してから月日は流れ
互いに互いを過剰に意識してた
傷つけることにどこか疎く脆くなって
素直にもなれずに
不規則なリズムを君と重ね合わせる
思い出にもなれない夕立の雨音
季節外れに咲いたあさがおが今
僕の世界を灰色に彩る
ふとしたリズムがこの胸を高ぶらすよ
窓の向こう側には数ミリ単位の雨音
今しゃがみこんで気付いた1人分の足跡
僕の世界を青紫に彩る
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