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偏見
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作詞 桜井直樹 |
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「インチキです」の看板抱えて
誇らしげにタテマエを気取ります
だってそうでしょ、わかってるなら
そんな事せずに渋滞を凍解
「饒舌なのもいいけどしっかり自分持ってよ」
あいつの声が聞こえてきそうだ
肝心要はそう、そいつが存在してること
自分の視界じゃないそれ自身ってこと
「誰かがそう」 「あの子もそうなの」
違う、対象が錯綜してる
見つめるのは悪魔自身
君も彼もあの子を責めたら
あの子の心はぐちゃぐちゃに乾く
それこそ 君らが悪魔だ
ペンチくらい自分で持ってください
責任ぐらい請け負ってください
だってそうでしょ、わかってるなら
子供は忠実な大人達の鏡さ
そのツラに付いた仮面を剥ぐのも
自分じゃないと嘘になるんだよ
だってそうでしょ、わかってるなら
訳知らなくてもダンケシェンて言える
「あんた最低、そういうことじゃないから」
どうやら僕も悪魔を宿してた
肝心要はそう、そいつに気付けたあと
焼き尽くすまで貫き通すだけ
「近寄らないでよ」 「こっち見ないで」
違う、言葉が屈折してる
浴びせるのはただの思いやり
君も彼もあの子を責めたら
あの子の心はボロボロに掠れて
それこそ 君らが悪魔だ
くだらな過ぎて吐き気がする
尊大も羞恥心もいらない
欲しいのは天使だけ
「誰かがそう」 「あの子もそうなの」
違う、対象が錯綜してる
見つめるのは悪魔自身
君も彼もちょっと変われたら
あの子の心は形を選び始め
それこそ 僕の偏見
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