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ぼやき
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作詞 桜井直樹 |
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たとえばここが子供のころに見た夢の地なら
手放しにもっと笑えてもいいのにな
僕はちょうどこの小さな街の片隅で
無理やり穿ってテリトリーを開拓してんだ
首を縦に振る勇気もない
社会の求めてくる顔そのままに…
自分を偽り 自分を欺く
いつしか本当の自分を見失いかけてた
抱き締めていたいだけ
その肩をそっとこっちに寄せて愛を語りたいのさ
演じることに疲れ果てた
そんな僕を癒してほしいだけ
君にすべてを求めてしまってる
たとえ君と別の未来を選択しても
数分後には違う誰かを求めてるのかな
理想家であるヒトの脆さをいま多方面で
気付かされて押しつけられて
ひとりの怖さに震えてる
何気ない言葉に振り回されていく
真新しい 紛らわしい
愛の形をみんな探していくのかな
映画みたいな恋じゃなくても
そこで二人が愛を感じ合えるなら
すべてはうまくいくんだけれど
歯車は狂っていく
僕の願いはどこに
君はいまどこに
このなげきはどこへ
さよならと出会えた今わかるのは
なげきの意味なんてちっぽけだ
自分に厳しく 自分に素直に
ただ明日を笑って暮していたいだけ
君が好きなケーキも
僕があげた指輪も
そのすべてが色褪せてしまっても
僕を思うのなら
僕よどうか忘れずに
君との記憶を胸に
朝日を迎えにいこう
このなげきは明日の糧へと
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