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フェイス
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作詞 雛星守 |
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外されたくなくて同じ行動をする
そんな自分が恥ずかしくてたまらない
例えばあいつが誰かに殴られる
誰かが混ざって僕も殴ってしまう
弱い人は弱い方にはつけない
哀れみの視線を投げかけるだけ
「ごめんね、ごめんね」
その裏の顔には
「お前より強いんだ」
そんな顔があるのかもしれない
殴られた側は独りで引き篭もる
悩みを言えず情けなさが胸に溜まる
上に当たれず更に弱い方へと
暴力の渦に飲み込まれるだけ
「大丈夫、大丈夫」
その顔の裏には
「そろそろ壊れそう……」
そんな顔があるのかもしれない
剥がれかけた仮面の裏の
確実な殺意を持った
互いに擦れ違う
本物の「フェイス」
奇麗事じゃ片付けられない
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