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「時雨」
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| 作詞 多幸 |
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「時雨・・・」
部屋の外では寂しげに降り続く雨
淡く揺れる君の笑顔が涙を誘う
もう一度君にもう一度君に
ついさっきまで笑ってた君が嘘みたいに
冷たく変わってゆく。
君の大好きな歌を何度も部屋で１人
聴いてた。聞こえる君の笑う声。
また君がこの部屋の「ドア」ノックして
「ただいま」って帰ってきて来る様な
気がして・・・
掛け違いの寂しさ募る
面影を残し寂しさを置いて
君は僕を１人にした
ずっと変わる事無く
この大切な日々がずっと
続くかの様に
楽しかった君との日々は
切なき溢れる想いと共に流れ
涙を堪え空を見上げ降り続く「時雨」
悲しき想い今君に届いてますか？
届いてますか？
届いたのなら、戻ってきて欲しい
楽しかったあの日のように。
咲き誇る花に降り注ぐ悲しき雨
笑顔にはしゃぐ子供に降る切なき雨
静かに滴る頬を伝い落ちた
僕が君に伝えたい「何か」を
言い出せなかったあの日を悔いて
好きです好きです。一生支えます。
こんなありふれた言葉が素直じゃない僕だから
伝えられなかったんだ
そっと包んで温かい温もりで
ちょっと冷えすぎたみたい
僕と良く似たこの「時雨」のせいで
君の笑顔が絶え間なく続いて欲しい
けどもう叶わぬ儚い夢
今にも泣きそうな声でもう一度心込めて
「ありがとう」
君の涙、僕の涙
霞みゆく寒空の下で
君を想いまたこみ上げる
枯れる事を知らずのこの涙
楽しかった君との日々は
切なき溢れる想いと共に流れ
涙を堪え空を見上げ降り続く「時雨」
悲しき想い今君に届いてますか？
届いてますか？
届いたのなら、戻ってきて欲しい
楽しかったあの日のように。
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