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三月夜桜
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作詞 多幸 |
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「少しだけ寒いよね?」新しいマフラーを巻き
微笑む君
「そうだね?」そう答え僕も小さく微笑みを返す
この帰り道
2人は手も繋げずに
距離もだんだん遠くなっていったね?
白い息が僕の呼吸の荒さを
確かに感じ取って行く
君は何処へ行ってしまったの?
夢中で駆け出して
何処にも見当たらない焦り
このまま離れ離れなんて嫌だから
あの日君からの一本の電話
「ゴメンね?もうやってけない」
それ以上聴きたくなかったから電話を切って
君を探したんだ
夜桜舞い散る空に君を想い
綺麗に散りゆくハナビラは僕の想いのように
月の灯り美しく君の面影を
残しまた帰らずの恋
三月の寒さがまだ微かに残る道
つい最近まで着いていた二人分の足跡が
今じゃもう1人分。
何だか寂しいね?
桜が咲く季節にはまだ早いが
君と初めて出逢ったあの夜の桜の下で
打ち明けた僕の想い
君は受け止めてくれたのかな?
もう少しだけ繋いでたい
君と僕との恋の糸
もう遅い解けて切れて無くなって消えた
「ごめんなさい」
夢の中君が呟いた一言に
目覚めたら涙で溢れてたよ
夜桜舞い散る空に君を想い
綺麗に散りゆくハナビラは僕の想いのように
月の灯り美しく君の面影を
残しまた帰らずの恋
長く長く続くこの道 君との唯一の思い出の場所
一緒に帰ったこの道 2人頬赤らめて少しだけ寄り添った道
「夜桜舞い散るこの道で貴方に出逢えて良かった」
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