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The Ring
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| 作詞 SHU |
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「久しぶりだね 元気だった？」
明るく話す 君の笑顔
あの頃のままで 付き合ってた頃のままで
変わってないねと ぼくは返した
何てこともない 平凡な日
今日もそんな日になるはずが
出会ってしまって こんな偶然すらも
運命なのかなと なぜか 思った
蘇る あの鮮やかな日々
溢れ出す ふたりの思い出
今のぼくならば もう一度 やり直せる
その自信があるよ
君が笑う 右手を口に当てる
その薬指に何か光るものがある
それは ぼくの知らないものだった…
「立ち話も 何だから どこかでお茶でも」と
君が誘う 駅前の喫茶店 付き合ってた頃よく来た
変わってないねと 君は笑った
どこまでも 君は明るいまま
それとも 気を遣っているの？
「今のぼくだったら 何も心配いらないよ」
…そう 言葉にはできない
君が笑う カップを持ち上げる
懐かしいコーヒーや紅茶の香りよりも
美味しそうに飲む顔よりも
君の右手 その細い薬指
そこに着けられているものが
今のぼくの 視線と思考を
奪っているよ
『…やっぱり、気付いちゃった？
これ…わたしの、今の大切な人からもらったんだ。
いちばんの、わたしの宝物。
…もちろん、きみのことも、今も大切だよ？
でも…わたしが今、好きなのは…、』
別に見せつけてきたわけじゃない
そんなつもりまったくなかったこと 知ってるよ
そんな君の性格も 君の愛しさも
誰よりもわかっているから 今も…
君が笑う 右手を口に当てる
その薬指に何か光るものがある
それは ぼくの知らないもので…
君が笑う 幸せだと言う
屈託のないそんな顔を見せられたら
ぼくだって 微笑むしかないよ
ただお願い ぼくの笑顔が崩れてしまわないうちに
そうなぜだか 急に涙がこぼれてしまわないうちに
このまま 綺麗なまま 別れさせて…
「久しぶりだね 何年ぶりかな？」
今も変わらない 君の笑顔
ただ左手には 見覚えある光るもの
着けられていたから ぼくは笑った
ぼくも笑えた
『お幸せに…。』
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