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見つめつづけた恋
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作詞 山琴 |
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たぶん、見つけた瞬間から
恋に落ちていて
ただ、気づきもせずに
横を通りすぎてしまった
二度目に見た貴方は
雨に濡れていた
可哀想だと思っても
声はかけずに行きすぎた
『今日はカサを忘れたのですか』
三度目に見た貴方の隣
知らない女の子が笑ってた
なんとなく、苛立った
そんな自分から目をそらした
『わたしはどうしたの』
話をしたことはない
話しかける勇気もない
ただ貴方を見つけては
貴方の事を考えるの
『わたしを見つけてくれませんか』
貴方を見つけられなくなったの
わたしの目が世界を映さなくなってしまったから
貴方を想うと心に明かりが灯る
けれど、同時に冷たい雨も降ってくるの
『今度は雨に濡れていませんか』
『貴方の隣にいた女の子のカサに入れてもらってるのですか』
貴方が好きでした
たぶん、見つけた瞬間から
恋に落ちていた
貴方はわたしを見つけてはくれなかったけれど
わたしは不幸ではなかった
ただ、特別、幸せでもなかった
貴方が一度でもわたしを見つけていたなら
きっと、きっと伝えていただろう
『貴方が好きでした』
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