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蝉時雨が終わる頃
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作詞 山琴 |
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蝉の音が聞こえなくなった
そして 君の声も
君は大人になってすぐ
眠りにおちた
僕から離れていくように
君が眼を覚ましても
「愛してる」とは言えなくて
なんだか切なくて冷たかった
蝉の音が鈴虫の音に変わった
君は 話せないまま
僕は君を縛りつけた
不安だったから
僕の前からいなくなりそうで
月明かりの中
僕は君を抱いた 声のない君を
「ごめんね」なんて涙を流した
傷付けない愛し方なんて
出来なくなっていた
そして僕は雨の中
ひとり たたずんでいた
蝉の亡骸を傍らに...
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本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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