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跪きながら汎愛を望む両手
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作詞 玖珂 |
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その喉から出る音が
よく研いだ刃物みたいになって
胸に突き刺さるけど
ただ笑ってやり過ごすしかないんだ
片手で抱えられるものは自分の片腕だけ
貴方の肩に手を添えられるほど
丈夫に出来ちゃいないよ
だから
その目が作る寒色が
よく尖った棘みたいになって
胸に突き刺さるけど
ただ笑ってやり過ごすしかないんだ
両手で抱えられるものは自分の両腕だけ
貴方を抱きしめられるほど
丈夫に出来ちゃいないよ
だから
離れていっても文句はないよ
僕がちょっと寂しいだけで
また笑ってやり過ごすしかないんだ
この両手を失くしたら
その研いだ刃物を
すこしでも錆びつかせて
その冷たい目の色を
すこしでも暖めて
そうまでしたら
貴方は僕を見てくれますか
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