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残留
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作詞 ふぁんとむ |
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一人目覚めた 幾度めの鮮やかな朝は
何故か涙が止まらなくて
それでも隣にそっと 言葉をかけた
滲む景色は とても遠い場所に感じられて
カーテンに覆われた薄暗い部屋は 満たされていて
言葉は言葉にならずに 眩しい現実は夢のように
悲しみも 優しさも 私には釣り合わず
シャボン玉みたく 色々を抱え込んでで浮かんでた
永遠を感じた 切り取られた空間で
逃げるように膝を抱えて
それでも時間はそっと 無慈悲に流れる
部屋の鍵は ずっと閉め切ったままで
誰かがノックする度 耐え難い既視感に襲われて
繰り返す事は出来ずに 開けてみる事も出来ずに
暮れが影を生み 泣き疲れた私を染め上げる
私の隣の空間に 残された記憶も解れてく
シャボン玉みたく 後には何も残らないね
ノックの音が聞こえてる
そっとドアを開けてみようかな
何でだろう あなたがいる気がするよ
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