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寄り道ヒストリー
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作詞 ふぁんとむ |
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ぼんやりと
見つめていたのは
千切れた翅と鱗粉の残り香
他人の価値なんてモノを
勝手に決めては 割り切って
どれだけ重ねた年月も
物足りないなんて哀しいね
紅が浮かべた無邪気な横顔
幼い悪意に潰れた命にも
歴史があると知った夏
さらさらと
風に流れて崩れてく
一時の宝物と絡みつく想い
明日に何があるのかも
当たり前だけど 何も知らない
その筈なのに何でかな
死ぬ時の事なんて考えてる
闇に浮かんだ蛍火が照らす
蜉蝣の屍に留めた想いにも
歴史があったと知った夏
いくら生きても いつに死んでも
結局変わりは無いのかな
与えられてはそれをこなす
淋しいけれど それだけなのかも知れないね
母に手を引かれた帰り道
小さな体に期待されてるのは
歴史を紡ぐことだと知った夏
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