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鏡信者
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作詞 ふぁんとむ |
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涙は鏡の中の自分だけが流して来た
薄っぺらい欺瞞に
すぐにでも狂いそうな均衡の中で
息苦しさに悶えてた
人と云う名の波濤に何度も呑まれて
そこには期待してた救いの手なんてモノは無く
這い上がった先には 何時でも君の素知らぬ顔
憎らしい君は
ふざけた様に「おつかれ」と言っては
笑って立ち去る
そんなのはありふれた日常
辿るのは常に自嘲気味た結論で
仕方ないから追い掛ける
少しでも前向きにと鏡を壊してみれば
残ったのは絶望だけ
何かに縋るしかない人も居るんだと
気付くには遅過ぎた
鏡の破片に傷付いた躯が懐かしい
下には何も無く上を見れば俺を見下す君がいる
俺なら平気だと 自分すら騙せない嘘をつく
愛おしい君は
ふざけた様に「さよなら」と言って
遠ざかっていく
そんなのはありふれた日常
感傷に流されるなと思いつつも
流した涙は温かかった
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