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トレース
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作詞 ふぁんとむ |
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真っ白な雪が降り積もる 自分の色は忘れたの
棄てられた私を侵すのは淋しいから
ねぇ、私が追いかけてたモノって何?
今立ち尽くしてる場所は何処?
何もかも失って 愛用の鎮痛薬も後一粒
柔らげた痛みが私の心を閉じ込める
全身で感じるアスファルトの冷たさ
寒さに震えるこの躰 暖める術はどこに逃げてしまったの
眠りに堕ちる私の傍ら 枯れかけの花は昔の私ね
諦めを知らない無垢なモノ
「おやすみ」 誰かにそう言って欲しかった
輝いてた日々を今更思い出してしまったから
次第に白く壊れるこの心 自分の色は忘れたの
振り返る過去はもう戻って来ないから
ねぇ、私は今迄何から逃げて来たの?
永遠の迷子になってしまう程に
脈絡も何も無い 今此処が終わりだと感じた
突き刺さる痛みをもっと早く知りたかった
水を遣った花は枯れてしまった
もう手遅れなのね それでも未だ彷徨っていたいの
何時の間にか足掻いてる 無駄だと知った筈なのに
希望を捨て切れない莫迦なモノ
「おやすみ」 誰に言うでもなく呟いた
何かに自分を重ねても所詮ソレとは違うから
この姿に象られ この姿で朽ちるのね
それでもやり直せるのなら 私はこの姿が良い
もう一度
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