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バスケットケース
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作詞 レイン9999 |
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いるものもいらないものも
構わずに詰め込んで
戻らないからと告げて
家を飛び出す
バスケットケースと一緒に
お腹が空いたら
バスケットケース
ほら、ビスケットが見つかった
退屈が来たら
バスケットケース
ほら、読みかけの漫画じゃない?
夜の風が冷たさを纏う頃
家の温もりが
恋しくて
泣きそうになった
きっと僕には必要なんだと
手当たり次第放り込み
二度とくぐらないと
扉を抜けた
バスケットケース連れて
バスケットケースの
中はビスケットがひとつ
誤魔化すだけだね空腹を
バスケットケースから
時計の音してるけど
時間なんてどうでもいいよ今は
夜の闇が視界を遮るほど濃いけれど
母の温もりが
見つけてくれて
何も言わず一緒に帰った
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