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さよならさくら
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作詞 1歩目 |
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繰り返し見ていた
映画のような毎日
擦り切れた色数は
僕をどれだけ喜ばせたかな
知っていたシーンは
嘘みたいに
古びてしまうけど
飽きるほど擡げた
窓辺の古い机に
刻まれた色数は
誰をいつまで覚えているかな
知っていたシーンも
いつの間にか
忘れてしまうかな
例えば今日にも
つぼみは花を咲かせるだろう
それらは風に消えるのだろう
分かって尚もすすむのだろう
飾った時を思いながら
僕らはそれを 卒業と呼ぶだけ
繰り返す季節に
飽きれたはずの毎日
それなのに僕たちは
今日を確かに悔やんでいるんだ
過ぎ去ったシーンの
ありきたりさえ
恋しく思うけど
それでも僕らは
やっぱり花を咲かせるだろう
それらは風に消えるのだろう
分かって尚もすすむのだろう
飾った時を思いながら
僕らはそれを さよならと呼ぶだけ
忘れないって言ったって
先は見えないねって笑えたんだ
いつかまた逢おうなんて
意味も無いって知っているんだ
だからね
笑ってみようと思ったよ
綺麗なまま風化させたいって
きっとみんな 思ってるから
そうして僕らは
さくらの花を咲かせるだろう
それらは直に消えるのだろう
分かって尚も咲かせるだろう
飾った時は戻らなくとも
僕らはそれが
あいまいになった時
良かったと言えるから
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