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小さなナイト
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作詞 羅翔 |
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そんなに急いでどこに行くの? どしゃぶりの雨の中
「モンスターが現れたらしい」
少年はただひたすら走る。 少女はその姿の
どこか奥深くに惹かれてた。
少年は小さな正義を胸に剣を手に取る。
剣のほうがずっと大きいね。
重い剣を振るう姿は、頼もしいようでどこか
寂しいようにも思えた。
悪高い大人たちは正義の心なんて薄れていて
純血の少年は走る。風のように。
やっと見つけたモンスターの居場所
少年は自らの命など考えずただひたすら立ち向かう。
少しも相手は弱っていないのに
その姿に少女はもう少年とは呼ばない 君は小さなナイト。
あるときふと少女が思った。正義ってなんだろう。
「それって本当に正義なの?」
良いことをするのが正義なのか 自分に問いかけてた。
答えは出ず、時間だけが過ぎた。
それでも少年は走る。 自分が思う正義を信じて。
大空を飛ぶ鳥のように。 風のように。
何度向かっても勝てない相手に
少年は何度も挑戦し続けていた。
少年に力はなく、神にも愛されず
それでも少女を守ろうとするそんな正義は まるで小さなナイト。
いつまでもやまない攻撃の雨。
攻撃が少女を狙う。小さなナイトは少女の身代わりに。
小さなナイトは崩れ落ちていき、
悲しみは少女も思いをそのままに感じてた。
ある町の小さなナイトの物語。
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