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失った腕
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作詞 HINOE |
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ある日私は事故に遭いました
そして失った自分の腕
死ななかっただけマシだと 私は笑いました
私には好きでたまらない人がいたから
その人は私にこういいました
「守れなくて、ごめん」と
その人は泣いていました
私は抱きしめようとしました
でも、出来なかった
その人を抱きしめられる腕が私にはなかったのです
なんて悲しい、それでも貴方は
「生きていてくれていてよかった」と笑いました
抱きしめられる腕はなくても
私にはまだ抱きしめてもらえる腕がありました
貴方のぬくもりを感じることが出来ました
「生きていてよかった」
そう思ったのは何年ぶりでしょうか
貴方の傍にいられることを
どんなに幸せに思ったことでしょう
貴方に抱きしめてもらえる命があることを
どんなにうれしく思ったことでしょう
まだ貴方に「好き」と言える口があることに、
どんなに涙を流したことでしょう
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