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葬春華
作詞 圭吾
四月の香に 躰を包まれて
想い帰す 遠い日の淡い約束

騒ぎ出した 大地の奏でる 狂想曲
出逢いと別れ 始まりと終わり
輪廻を謳う 春に産まれ 春に散る華

見上げた青空を 臼紅に染め上げて
儚さを 漂わせ 逞しく 舞い踊る
流れる時間(とき)の中 思い出に身を就けて
在りし日の 悼みだけ 此の胸に 蘇る

霖雨の下 花弁は滴り
想い募る 背凭れた此の樹の根に

溢れ出した 涙の伝える 鎮魂歌
別れの悼み 別れの悲しみ
生命(いのち)を謳う 春に産まれ 春に散る華

流れる時間(とき)の中 思い出に身を就けて
在りし日の 悼みだけ 此の胸に 蘇る
果たせぬ約束が 淡色に染め上がり
あの場所へ 誘いて 此の小指(ゆび)を 噛み締める


力強く 季節を讃える 葬春華
産まれし意味を 生きとし意味を
人生(さだめ)を謳う 春に産まれ 春に散る華

見上げた青空を 臼紅に染め上げて
儚さを 漂わせ 逞しく 舞い踊る
壊れ逝く心を 優しく抱き締められ
思い出に 背を向けて 旅立ちを 受け止めた

瞼から零れる 熱く滾る幸せ
もう二度と 還らんと 痛い程 識りながら
過ぎ去った筈の日々 記憶に深く根付き
愛しさを 温もりを 微笑みを 彼の人を

忘れさせない

見開いた此の眼に 広がる景色を捉えた瞬間(とき)
幹を縫う様に 五月の風が 吹き抜けた

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 葬春華
公開日 2008/04/21
ジャンル ポップス
カテゴリ
コメント タイトルは『桜』と悩んだんですが、こちらに。
和≠フ雰囲気をだそうと、言葉も字も苦労しましたが、如何でしょうか。
或る桜の樹の下で逢う約束をしていた恋人。けれど、待ち人は現れなかった――。
圭吾さんの情報













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