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False Image
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作詞 Sin |
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息が詰まる人ごみの中
落し物が見つからない
諦めて電車に乗る
その姿は小さくなって
明日も明後日もいつでも
見つけたいものがあったのに
一抹の不安がよぎる
それが今 目の前にやってきたとしたら
どうしようもなくなって
優しさの裏側へと歩いてしまう
守りたいものが小さいことに
気づかない今日
電話の受話器を手に取って
押すのは慣れた手つき
駅のホームで言った言葉
また使ったりしてみる
誰もが持ってる心は
いつでも正しいとは限らない
割り切ることができたのは
何気ない 一言があまりに怖いから
また空を見上げては
人ごみに隠れて手を伸ばすけど
何も気づいていないことに
気づかない今日
言えばいい 何度思っただろう
『もしも』なんて 何度言っただろう
電話の向こうの真実なんて
曖昧すぎて 甘すぎて
泥沼にはまったようにまた
変わらない 元気な声だけにして
夕暮れの帰り道歩きながら
泣いてしまう弱虫だから
何かに気付こうとしている
気づいたとき また泣くけど
偽りない明日
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