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恐怖の味噌汁
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作詞 まっくろ |
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それはとても平凡な毎日を送るマサルに起こった恐怖の出来事である。
ある日に午後、マサルが塾から帰ってくると
母親がキッチンに見えた。
「ただいま」と言うと「おかえりんご」と言い返した。
勝は思った。何かあるに違いない!「ただいマンゴー」と言っていないのにダジャレで帰ってくるとは・・・、絶対に何かあるに違いないと。
「風呂か晩ご飯、どっちを先にする?」と聞いてきたので
マサルは「ご飯」というと、母親から出たイビツな笑い声がマサルを包み込む。
恐る恐る聞いてみた。「今日の晩ご飯、何・・・?」
聞かなければよかったと思うほどおずましい空気が漂う。
そして、母親が言うのだった。
「今日、フの味噌汁よ」
キャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
マサルには「恐怖の味噌汁」と聞こえたのだった。
恐ろしや恐ろしや
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