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忘却車輪
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作詞 h-ate |
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ずっと覚えていたい
忘れたくない
たとえ忘却のときが来ても
記憶だけは消えないで
消さないで
めくるめく安堵に包まれ
幼い世界を駆け回った日
優しい夢を見ていた日
恋をした日
愛を知った日
大切なものが繋がっては増え
失い始める下り坂
どこもかしこも脆く弱まり
崩れ始めるスピードは止まらない
そして今
愛しい日々を想い返す
静かな今日を重ねている
未来が見えないのは
大切な今日を生きるため
夢を描き自由に想いを馳せるため
それなのに
どこへ行ったのだろう
生きる煌めきは
何より眩かったはずの
大好きだった場所
全てが朽ち果てるまで待てとでも言うのだろうか
出でた日より培ってきたもの全て
忘れたくない
いなくなることが辛いのではなく
忘れゆくことが
それを防ぐ術のないことが
たまらなく悲しい
ずっと覚えていたい
忘れたくない
最後の願いをいつまでも注ぐ
消えないで
愛しい人の影形
消さないで
生の証を
終わらないで
愛されたい
最後まで諦めないで
まだ見つめていて
離れていかずそこに居て
たとえ
大いなる絶望立ちはだかる
忘却のときが来ても−
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