|
|
|
indelible color
|
作詞 h-ate |
|
仕事の合間
ふと目に入るのは
机の隅の写真立て
君が選んだ天使のフレーム
そこには
僕が何より好きだった笑顔のまま−
今にも笑い声が聞こえてきそうで
思わず耳を澄ます
少しも色褪せてくれない無邪気さが
少し恨めしい
細く柔らかな髪に、白い指や華奢な肩
君の全てが僕のものだった日々
今はあまりに遠くて
それすら疑ってしまう
君はずるいよ
離れてからも僕を捕らえ続けるんだ
情けないけれど
君の幸せ願うことは
まだ出来そうにもない
いつも大人ぶってみせていたけれど
余裕なんてないのはいつもこっちの方で
君を繋ぎ止めておくのに必死だったんだ
今になって思い知るよ
目まぐるしい毎日の中にいて
大切な君が見えない日があった
何日も何日も
いつも傍に居てくれたのに
君を見て癒される瞬間(とき)を想うと
後悔に潰れそうだ
その存在以上のものなど二度と見つかるわけない
それを知ってるから
ただ毎日を通り過ぎる
自分の心さえ見えず歩き続けている
もし
許されるなら
君が許してくれるのなら
もしあと一回だけ
もう一度チャンスをくれるのなら
君の手を掴むためのどんな努力でもする
何を失っても
例え運命が阻んでも君を奪いにいく
まだこんなにも好きで
好きで
今も
声が聞きたくて
会いたくて触れたくて
気が済むまで強く抱きしめていたい
どうしようもないくらい君が必要で
君が居ないとダメなんだ
正直にこの気持ちを伝えたい
いつも僕の傍で
ずっと
僕の人生に寄り添っていてほしい
愛しているんだ−
気がつけば
外はオレンジ差し込む夕暮れで
その色に君を見た気がして
薄暗い部屋そのままに
家を飛び出した
窓からこぼれ出す光の波
夕日に照らされ輝くのは
懐かしい君の笑顔−
|
|
|