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融光
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作詞 チョコボールアイス |
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雨の音で目が覚めた
隣りには平和呆けした顔の君
腕の中でわたしは願う
“空よ 泣き止まないで”
やるべき事から逃げてきたの
君にすべてを委ねて
今は何も考えたくない
だからそのまま眠っていてよ
空が晴れてもそばにいてよ
ずっとこのまま時が止まってしまえば
失うことも怖がることもないよ
二人の世界だけ永遠に続くはずでしょ
それなのに君は寝呆けた声で
“雨 止まないかな”なんて言うんだね
少しずつ部屋に明かりが差す
夜の闇が柔らかくなってゆく
君の顔に融光が揺れて
それはそれは美しかった
ずっとこのまま時が止まってしまえば
傷つくことも哀しくなることもないよ
信じられる未来がそこにあるはずでしょ
それなのに君は晴れた空を見て
そんな嬉しそうに笑うの?
月が太陽に変わったら
君はわたしを置いて消えてゆくの
埋まらないこの想いを
雨の残音がゆっくり重みを持ったまま
わたしの中に落ちてゆく
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