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Pray
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作詞 下村右坤 |
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少年は神様を嫌った
どうせ願っても無駄だと思い
無常な世界に流され続け
それでも助けを請う事は無かった
ボロボロになったある昼下がり
大きな屋敷の裏の窓から
可憐な少女が彼を見ていた
目が合うとそっと少年に微笑んだ
いつ来ても いつ見ても 同じ場所にいる二人
好奇心だけだけど 触れてみたいと思った
少女は窓を開け放ち 少年は彼女に近づく
「私は外を知らないの」「じゃあ君に教えてあげる」
病弱なお嬢様 嘘交じりの冒険譚を
澄んだ瞳で聞いていた
少年は神様を見直した
温もりをくれる人に会えたこと
いつしか彼にはそれが全てで
彼女の笑みさえあればいいと思った
そんな日は突然に 終焉の時を迎える
あの窓が開かない 何があったのだろう
またボロボロで街の中 彼女の噂耳にした
病が体蝕んで ベッドの上の眠り姫
忍び込み木に登る 苦しそうに寝ているのに
少女は姿見つけ 笑う
ああ 何のために生まれ 出会うのか
医者も薬も手に入らない僕に 僕に出来る事
神様もしも聞こえたら 僕の命を捧げていい
どうか僕らを裂かないで 初めて神にすがって祈る
無情かな お嬢様 少年の願いも届かず
静かに息を引き取った
少年は神様を憎んだ
どうしてこんなにひどい仕打ちを
心に残るは少女の微笑み
それを追いかけて彼は・・・
すると二人はまた出会えた
少年は生まれ変わった女神と手を繋ぐ
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