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父親
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作詞 下村右坤 |
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仕事の帰りいつも遅いし たまの休みは茶の間でゴロリ
足は臭いし すぐにキレるし まるで理想の反面教師
居れば必ず「勉強しろ」 会話のボールは投げ返せない
何処がそんなに偉いんだ 子供の何を知ってんだ
子供にとって誇れる男になっているか
その姿は我が子の見本になっているか
その大きな手は愛しき小さな手を 握れるか
なあ 父親よ
息子が育ち 元を旅立ち 自由と社会の厳しさを知り
たまに実家に我が子が帰り 顔を見せると下手な笑顔に
会社で上司に媚びへつらい 小遣い減っても文句も言わず
背中が小さく見えるのは 子供が大きくなっただけ?
薄い髪が 重ねた苦労を物語って
増えたしわが 育てた時間を物語った
だからたまには 肩でも揉んであげようと思いました
なあ 父さんよ
いつの日にか 俺が父親になった時は
あなたのようになりたくはないと思いながら
あなたのようにいつまでも我が子に微笑みたい
なあ 父親よ
未来のお爺ちゃんよ
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