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一本道
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作詞 ヌジ |
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息をつくには 霧が濃すぎた
心の底も 自分のカタチも
後ろにあるはずの足跡さえ 目には見えない
見られない真実も 見たくない現実も
知っていることを 拒んで
知らない素振りは 上手くいかず
前にも後ろにも 騙した自分の影だけ残して
そうやって安定保ってきたんだ
今更揺すられたって開かないさ
ガキが硬く握ったそのちっさな掌
傷つくのは俺
俺だけにさせて
涙を流すには 灯りが白すぎた
声を殺すのも ニセモノの笑顔作るのも
差し出された手振り払うことさえ きっとできない
解いてはいけない謎も 伸ばしてはいけない両腕も
あの頃の記憶 恨んで
触れた温もりには 邪推を向ける
前にも後ろにも 崩れてく自分の破片並べて
そうやって安定保っていたハズだ
今更揺すられたって開かないさ
ガキが硬く握ったそのちっさな掌
傷つくのは俺
俺だけにさせて
今更撫でられたって開かないさ
ガキが硬く閉ざしたそのちっさな瞼
今更呼んだって振り向かないよ
俺が見捨てた悲しげな瞳
俺を見つけた嬉しげな瞳
思い出したら全部 消えちゃうんだろお空の向こうに
いつまでもなくさないさ 掌の温もり消さないさ
知ってしまったものには 確かな重みを感じていく
アンタの背中 追ってくよ
アンタの残してった足跡 一本道につなげてくよ
だからどうか待っていて
大好きだった面影残す空
見上げて呟くには とても蒼すぎた
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