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夜月
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作詞 千白 |
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闇纏う紅い瞳(め)に映る君の姿
それはただ光のように
凍らせて 溶かして 奈落に堕ちよう
共に果てるならば 最後に君の夢見よう
路地裏でひとり鳴く黒猫
満月の月下 妖しい夜が始まる
想いこそ通じても
過ち繰り返してばかり 君はまだ遠い
生きるために 君に手を染めて
流れ落ちる 罪のような赤い色…
君抱く恍惚に巡る淡い想い
それもただ光のように
確かめて 酔わせて 甘美な生の味よ
いつか果てるならば その時我を知るだろう
柩にひとり眠る 純情
牙を向く 音を立て 貫く白い肌
想いなら いつか忘れる時が来る
君を忘れゆくのは まだ早いのだろう
我の世界に 灯のように
照らし続ける 君のような金の色…
夜照らす空の中映る我の姿
それがまた月のように
凍らせて 溶かして 奈落に堕ちよう
我が果てるならば 最後は君に出会うだろう
この世界生きるのは蔓延る黒い罠
君もまたその存在は 禁忌
闇纏う紅い瞳(め)に映る君の涙
それはただ別れのように
確かめて 誓って 止まる君の炎よ
また我はひとり 彷徨うのだろう
君抱く後悔に巡る苦い想い
それはただ光のように
包み込み照らして 昇る君の証
いつか果てるならば
その時君を知るだろう
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