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記号
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作詞 千白 |
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青色赤い色たくさん在るけれど
ぼくはどの色にもなれずに
無色透明でもなければ混ざった色でもなくて
そのことさえ忘れてる
無邪気に笑う顔も 強烈な一言も
すべて言葉の遊び
的確に並べたら嘘も戯言のうち
飾った想いもわからないまま
逃げて逃げるその時に
混ぜて混ざるグラデーション
それがどうしてなかなか滑稽な様
怒り狂い逃げ出した
ぼくがぼくを傷つけて
壊れたナイフ握り締めて赤色のまま
きらめく妖しげに銀色の光が
ぼくを映し出して見える 偽者
まるで違う色なのにまるで同じ色のようで
引き寄せられたように
どこまでも暗い闇と 格段に違う人
すべてぼくは知らない
危うげに欺けば策も条件のうち
飾らない僕らが危険なんだろう
壊し壊すその時に
白く白く塗り重ね
それもいつかは自然と剥がれ落ちるだけ
音を立て崩れ出した
きみがぼくのすべてだった
今更気付くそのときには青色の雨
逃げて逃げるその時に
混ぜて混ざるグラデーション
それがどうしてなかなか 滑稽な色
死して生きるその時に
刻み刻む名前を深く
壊れたナイフ握り締めて 歩き出すだけ
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