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作詞 心菜
きっかけはただの興味本位だった


嫌なことが立て続けに起こって
唯一の救いである家族にも貶されて
何のために生きてきたんだろうと
情けなくなってしまったからかもしれない


刃のついたカッターを手にとり
そっと手首に当ててみた

こんなことをしている自分に驚いてはいたけど
身体と心はやけに落ち着いていた

紙を切るように軽い力で当ててみた
以外にも人間の皮膚って厚いのかな
刃物の線がうっすら残っただけだった

何度も同じ力でやってみた
うっすらとした線が増え続ける
ためしに足にも当ててみた
でもやっぱり切れないみたいだ

次はもう少し力をこめてみようと思い
ゆっくりとあてようとした


・・・そのときふいに 手首に水滴が落ちた

止まることを知らないように
ポタポタと流れ 落ちていく


その水滴は赤くはなかった 透明だった

そう それは僕の涙だった


皮膚がこんなに厚いこと
手首にうっすらと残っている線
よく見ればふるえている指先


僕は泣いた 鳴いた 

叫びながら何かを取り払うように
自分の身体を抱きしめて守るように
心をやさしくふんわりと抱いてやるように

小さな子供のように 泣いた


僕は生きてるんだ
死んでなんかない ちゃんとここで生きてるんだ

なのに他人の自分への態度なんかで
生を諦めてしまうのか 簡単に死を選ぶのか

僕の人生だ 
誰のものでもない 僕だけのものなんだ


転ばされたら 起き上がればいい
泣かされたら 思いきり泣けばいい
信じてくれないなら 信じてくれるよう努めればいい
できなかったら もっとやればいい

何度も挫折を味わって その度に心に触れて
人の痛みというものを 僕なりに理解すればいい

そうすればいつか
今の僕のような人間に出会ったとき 
こんな僕でも救うことができるかもしれない


先のことなんてまだ分からないけど
僕は自分で選んだ道を進む

どんなに危険な道でも 悲しい道でも
後悔しないよう 一歩一歩踏みしめて



僕は生きる

生き続ける

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公開日 2007/08/28
ジャンル 詩(ポエム)
カテゴリ その他
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