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最期の瞬間
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| 作詞 心菜 |
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もしこの世の最期に俺がたたされたとき
俺は誰に会いに行くのだろうか
もしこの世の最期に俺の願いが叶うなら
俺は何を願い 何を思うのだろうか
そんなこと 今から考えてもわかるはずないけど
脳裏に浮かび上がってくる人の中に 大切な人などいるのだろうか
―昔 俺がまだお前に出逢っていない頃 そんなことを思ってたっけ
俺に初めて恋を 愛を 友の素晴らしさを
命の大切さを 生きる喜びを
この世の綺麗なものを そっと教えてくれた人
それが今も愛する お前だった
俺はお前みたいに綺麗な心でできてないから
この世の何もが汚く見えて そこで生きてる俺自身も汚く思えて
この世が 俺自身が 俺は大嫌いだった
そんな 救いようのない汚くて黒い心を
お前はその綺麗な心で 丸ごと包み込んでくれた
そして魔法のように 黒い心を消してくれた
お前と出逢って 恋と愛 友の素晴らしさを知り
お前と触れ合って 命の大切さと生きる喜びを知り
お前を愛して この世を少しは好きになれた
でもお前は 俺が思うほど強くはなかった
ちょっとしたことで不安になるし 何もないところで躓くし
映画を見て10分ですぐ泣くくらい泣き虫だし
小さな子供みたいに 弱くて
でも誰よりも綺麗で純粋で 強い心を持ってる
そんなお前を 俺は一生そばで支えてやりたかった
だから お前を残して先にいくのはちょいと気がひけるけど
最期に大切なお前を守れていけること
お前はこの世にまだ生き続けられること
その現実には この世のすべてに感謝しようと思う
もしこの世の最期に俺がたたされたとき
俺はお前に会いに行くだろう
もしこの世の最期に俺の願いが叶うなら
俺はお前の幸せを願い 愛し続けることを誓うだろう
この世の最期の瞬間
俺の脳裏に浮かび上がってきたのは
泣きはらした目で恥ずかしそうに笑う
お前の笑顔だった
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