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被害者
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作詞 幸猫 |
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惨い事件 悲しそうに嘆き叫ぶ人たち
僕は独り 部屋の中で見ているだけ
引き籠もった部屋のドアノブ
開く人なんて居る事ない事 知っている
ただ僕は此の場所で俯いて嘆くのです
解らない現実を並べながら
何故か此処から出る事が出来ない私
途切れた言葉の意味も
忘れ去られ呼ばれる事もない本当の名も
バラバラに並べられた事柄たち
何一つ答えが解らない
解ろうとすら出来ない事実
呪文めいた此の事実
呟く度 痛い
乾涸びた感性と毒で潤う艶めく眼
鋭い眼光の先には君たち
驚き 叫び 喚き 笑う 馬鹿みたいな生物
違うと願ってる
それ以外に僕は救われない
何一つ解らない
解りたくなどない この現実
独り孤独で籠もる繭
ドロドロに溶けたモノは何時の日にか
再構築されて逝くのだろう
きっとまた戻るだろう
この永遠の隔離場に
再構築など無意味
解りたくないこの事実
優しくない声は罵声
あの場所へと逝ったら僕は人形
冷たい視線
その場所へと逝ったら僕は下僕
壊されるまで踊らされる
永久に忠義を近い跪く
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