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恋華(れんか)
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作詞 est |
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どこからともなく 声が聞こえる
『愛する人への 隠し事は 万罪に値する』
声はエコーがかかり ココロにヒビキ
罪の意識は ココロに枷をはめた
会うたび 顔を見るたび
自分は自分でなくなり
穴に入っていくような感覚
辛さと喜びが同居し 涙は日課に変わった
思えば思うほど 壁は高く硬くなり
なりすぎると人は あがくの
『辛いの? 泣きたいの?
見えないの? 聞こえないの?』
思っていたい・・・
10の爪は剥がれ落ちた
過去は美しい 見ていれば足をつかまれる
ふりほどこうと 左足は空を切る
実体のない敵は 裏切り者
飾ったところで 似合う色は黒 ただ一つ
どうしても真実は外に出たがらない
『お願い 出てって』
白い花は全て引力に逆らえなかった
『もうダメだね 私は嘘つきだから』
現実の反比例 幸せへの願い
転げ落ちた運命 レール上の小さな丸石
誰かこれを吐き出して と
私は筆に力を借りる
現実は儚い 見えないものは限りなく多い
曇ってちゃ見えないの 手には何も掴めてない
綺麗な体の月は しだれ満月
昼に見える輝きは すぐ雲に隠れた
風にたなびく髪をかきあげ
前をみつめる
午後のまどろみに 神さまはいない
空には黄色い鳥が
化身のように 命が 心が見えている
人生は夢模様 見えるものに大きな意味はない
手に無くなった瞬間 真実は形を変える
『どんな事も乗り越えられる そう思っていた』
そんなことは今言うべきじゃないんだよ
心のぶれは酷くなる
もう全ては むかしむかしのお話
歩いてくその先に また枷がある
そんなの解ってても 止まることは許されない
私の空に赤橙を 私の海に黄緑を
わたしとあなたに春の華を
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