|
|
|
愛のうた
|
作詞 尾崎寿 |
|
ぎゅっと握った手に引き連れられて
足場の無い所まで
のこのことやってきた僕が
何も言う資格はないか
愛を
愛を信じればいいんでしょう?
あなたは言ったじゃないか
愛の言葉を吐いたじゃないか
滑りやすい濡れた綱の上で
脱色された僕が
いよいよ迫る死を待っていた僕が
もう一度あなたが裏返るのを待っている
あなたを
あなたを信じればいいんでしょう?
僕は僕だったじゃないか
あなたのことを愛でたじゃないか
星空はあまりに綺麗で
僕の心を優しく抉った
感触の残る掌を あなたに
もう一度ゆだねよう
僕は馬鹿だから
何を
何を信じればいいんでしょう?
僕は愛でたじゃないか
あなたは言ったじゃないか
誰を
誰を愛せばいいんでしょう
赤ん坊のように聞いてるんです
人を
人を信じちゃだめなのか
どうせ行ってしまうなら
もう愛の言葉は吐かないでくれ
もうすでに毒の息でしかないから
|
|
|