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かみひこうき
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作詞 チロリアン |
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一体どうしてだろう
僕はこの想いを、この紙に込めて折ってきた
小さい掌の頃から、君のことを探ってきた
一心不乱に、君のことだけを
でも時間と風は、ぼく達を待ってはくれないんだ
僕は未だ作製途中で、君と二人
たしかな未来をつくっていけていると
焦らずに思い過ごしていた
汗水ながして懸命にはたらく僕は
いつの日も君のため
涙の歪みがおとずれないように
幾時も想いを笑顔に変えて
旅立ちの日が近づく
終わりが見えない人生は怖くないけど
僅かな予兆を感じとった僕らの柔なハートは
突然と焦りはじめるんだ
きめ細かく僕は、君への愛を折り込んでいった
完璧に仕上がるまでは、もう少しかかるかな
手元ばかりを気にしている僕は
零れてゆく涙に気付けないでいた
前を向いて歩いている君と僕の
抱く思いが錯誤する
遠い眼をした君を見てばたつきながら
想いをカタチにしたカミヒコウキ
違う道を歩もうとしていることに気が付いた
締め付けられる心は、苦しく涙に沈む
有り余る思いを、君に向かって投げつけた
笑って振向いてくれている君は
少し諦めがかった顔をしていた
あの時の風は吹いてはこなかった
創りかけの想いは、僕と共に地面へと落ちた
最期の最後まで想いは伝わらなかった
この夢はとても長かった
一気に解かれた恋の幻と
目の前に落ちた、飛ぶことのない紙クズ
君との未来のため、歩きつづけていた
君のいない道にうずくまる無数の想い出達
君のための汗も君のための涙に
この気持ちは誰が処理するんだい
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