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seed
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作詞 チロリアン |
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あたしはこの道が嫌いなんだ
草は桃色、空は灰色
名前を呼ばれた覚えは無いのに
ひたすらそっちへと向かう
明日もこの味がするのだろう
不満を吸った空気の苦汁(にがり)
面倒くさいんだ あんたみたいに
可哀らしくふるまうのは
あたしらしくして何が悪いの
あたしらしくして何が悪いの
理想を秘めたこの種を
私は胸に埋め込んだ
未だ見えない遠い日々を
くるなくるなと口ずさむ
時々、月さえも無い暗夜に
正当尽くしのこの心が
本当は飾れない そんな自分に
弱さをつれて来る
先は見えずとも生きてきた
私は私のまんま通りに
既に定まっている 私のスベテ
セカイはどうも詰まらない
あたしの思うまま生きてゆきたい
あたしらしくして生きていたいの
決して芽生えぬこの種を
私は胸に植え込んだ
水も無い枯れきった大地で
まだかまだかと芽生え待つ
世界の一部となり
咲き誇る花々は
鮮明に生きていた
多彩な色を放ち見せ
私を魅了した
「君の中にも世界は在る
君こそが世界だ。」
見慣れていない絶景に
心は追いつけないでいた
「在りのままでいいんだよ」と
かなわない、ずぶぬれの瞳
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