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false rub love
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作詞 チロリアン |
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恥ずかしがるその面影は 雨の日の前に見る夕日のよう
素直に照れているその顔を見たら
僕は手を放す理由を忘れるだろう
君の匂いがする もらったばかりの手編みのマフラー
肌に感じて 僅かな風の潤いを悟る
愛か憧れか 慣れない関係のせいにして
あなたの思いを 無為に
心で弄んでいた
どんな時も 輝いていたから
灯台と見まちがえちゃったのかな
どんな時も 笑ってくれたから
自然と心は開いていたのかな
突然天使が舞い降りてきたら
誰だって幸せだと思い込むだろう
軽い繋がりができた頃から 毎日僕は何を望んでいたのかな
嬉しさと高ぶりの彼方から生まれた「愛」は
名前を変えた ただの嘘にすぎなかった
味の無いガム 口の奥の方にずっと置いていた
奥歯で噛み続けて 味を搾りきり
顎の感覚もなくなって いつから噛んでいたかも忘れて
この口から発した思いも
味気無いものになって
僕にとって 遠かったから
近寄ることを望んでいたのかな
君にとっては 何ともなかったから
僕に気付くのが遅かったのかな
ずれている愛の形が摩擦して
僕は恐くて自分から逃げ出した
寒い中こごえる手 心が幼い小さな体
嘘は言えない円かな瞳
好きと言ってくれた君の愛
それらを僕は護れなかった
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