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恋故
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作詞 チロリアン |
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広がりつづける夕空
彩りは七色の虹のよう
静かな空気に冷たい風
掌には懐かしい違和感
ゲームソフトを売っていた店
そういえばここにあったっけ
今じゃ看板すらなくなって
街並は綺麗に塗り替えられたけど
何年経っても 色褪せない君の存在
剥がれ落ちた悄然たる僕だけど
心の景色は あの頃の太陽は
今も変わらないものだから
君が君であるなら
僕は君が好きだ
引出しから手袋を出し
マフラーを誇らしげに巻く
公園に並んだ地味なベンチ
また思い出す 初雪の微笑み
いつか公園の入り口で
君は泣きながら言ったっけ
いつも見せない泣き顔を
胸苦しく静かにしぼった声で
何年経っても 忘れられないあの瞬間
崩れ落ちた必然たる恋だけど
涙に濡れた 重苦しいじゃあね
生きられなくなる程君は
僕が僕であるための
生きるしるしだった
地上から生まれた雪達が
今年の冬も誰かを染めるのだろう
その小さな一粒が
僕の涙に似ていた
君の名前は
どうしてこんなに胸を打つんだろう
夜空を背にして
目映く放つ
白熱灯のように
何年経っても 色褪せない君の存在
剥がれ落ちた悄然たる僕だけど
心の景色は あの頃の太陽は
今も変わらないものだから
君が君であるなら
僕は君が好きだ
何年経っても 命が無くても 忘れはしないあの瞬間
崩れ落ちた必然たる恋だけど
涙に濡れた 君の温かい頬
別れた後からになった僕は
誓ったんだ
白いレンガの塀のふもとで
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